ソーラーバッテリー充電器
2009年3月28日

 2年前に軽トラから箱バンに乗り換えました。
 その箱バンのバッテリーには、14年4月と書かれていて、すでに7年ほど使用されているようでした。1年前までは仕事で毎日乗っていたのですが、最近は週に2,3回しか乗りません。しかも夜に近くのコンビニに行ったりとか、バッテリーに厳しい乗り方をしてました。
 そしてついに先月、エンジンが始動しなくなり、もう1台の車モビリオからつないで、エンジン始動する羽目になりました。
 そこで入手したのが、このソーラーバッテリーチャージャ。
 普通のソーラーバッテリーチャージャーは300mW程度のものが多いのですが、入手したのは1.5Wと言うハイパワーな物です。
 しかも、大きさが想像してたものよりかなり大きく、35cm×12cm程度もありちょっと想定外でした。
 室内の蛍光灯でも、青色のLEDが点滅しだして、装着前から効果を期待できます。
 チャージャーは、パネル本体に2.4mほどのメインケーブルが付いていて、その先に他のケーブルに接続するコネクタが付いています。
 このコネクタに付属のシガーライターに接続するケーブルか、わに口クリップの付いているケーブルを接続するようになっています。
 
 わに口でバッテリーにつなぐのは危険で無理だし、シガーライターの口はキーを抜けばOFFになるため、駐車中に充電されません。なので、ケーブルを加工することにしました。このページを見て、ケーブルなどを加工される場合、一切責任を負えませんので、加工については自己責任で行ってください。(まぁ、お約束と言うことで)
 まずは、メインケーブルを10cmほど残してカット、わに口の付いていたケーブルのわに口クリップを取り外し、パネル本体に残った10cmのケーブルにハンダ付けして熱収縮のチューブで加工。
 切り取ったメインケーブルを、バッテリーにつなぐため、切り口に端子を接続しました。
 そして取り付けようと思ったのですが不安になり、後日ヒューズを追加で取り付けました。
 このヒューズが無いと、バッテリーのプラスに接続した線が何らかの要因で被覆が破れボディーなどに接触してショートしたら、最悪の場合 車両火災になりかねません。
 ヒューズは、パネルが1.5Wと言うことで最大85mAほど流れるので、0.5Aを入れてあります。
 
 そして、車への装着ですが、配線が大変でした。ハイゼットはシートの下にエンジンがあります。写真は助手席側のドアの外から撮影した写真で、上のほうがドライバー側のシート、サイドブレーキです。下側が写っていませんがバッテリーがあります。水色の配線はアーシングの線です。
 まず、加工したメインケーブルをバッテリーにマイナスだけ接続して、配線していきます。どのようにして車内に持ち込むか悩むところですが、エンジンルームの配線をたどっていくと写真左上の塗装していない鉄板の下へ配線されていました。灰色のカバーをカッターで切って、車内のカバーをめくったところの写真です。
 
 
 写真は鉄板をはずし、配線をしているところです。上と下の黒く丸いゴムパッキンで防水されていましたが、少し切り込みを入れてコネクタを通し配線しました。配線にはスパイラルチューブを取り付けて配線を保護しましたがコルゲートチューブのほうが良いと思います。
 
 配線が車内に入れば、ダッシュボードまで取り回して、パネルを設置するだけです。
 
 最後に配線がショートしていないか、プラス、マイナスが間違っていないか確認してから、バッテリーのプラス端子に接続します。
 写真は発電している電圧ですが、もう日が暮れて直接光が当たっていないにもかかわらず、15Vも出ています。といっても、パネルについているLEDが付くたびに電圧が下がってましたから、電流はたいしたこと無いと思います。
 マニュアルには、エンジン始動時の異常電流によって壊れることがあるので、エンジン始動前に取り外してくださいと書かれているが、取り付けたままにしてみるつもりです。ヒューズも付いているので、最悪でもヒューズが切れるだけではないかと想像しています。
 
 夜の放電については、パネルに逆流防止ダイオードが入っているので問題ありません。
 また、過充電についても、充電電流が最大で85mA程度なので、問題ないと思っています。
 パネルは、常に特定の一部だけ陰になると壊れると聞いたことがあるので、ワイパーなどで陰にならないように配置しました。
 車は、屋根の下においてありますが、西日が当たる場所で、お昼からの3時間程度パネルに日が当たると思います。
 
 これで、バッテリートラブルともお別れできるかな。装着したために起きたと思われるトラブルが発生したら、ここに追加します。